Windows XP Embedded SP3でのEWF RAM(Reg) モード設定方法
目的
Windows XP Embedded SP3でEWF RAM(Reg)モードを設定する方法を説明する。EWF関連はSP2 Feature Pack 2007のものなので、そちらでも可能かも。
手順1 (コンポーネントの登録)
- Target Designerで次のコンポーネントを登録する。
Background Disk Degragmentation Disable (もしかしたら、不要かもしれないが、念のため)
Enhanced Write Filter
EWF Manager Console Application (確認、設定変更用)
EWF NTLDR (次のバージョンであるWindows Embedded Standardでは不要かも) - Enhanced Write Filterで次のように設定する。
EWF Partition Size in KBytes | 0 |
Disable Background Disk Defragmentation | チェックする |
Start EWF Enable | チェックする…… これは、SP2ではチェックを外していたが、今回はデフォルトのチェック状態でOK |
Overlay Type | RAM(Reg) |
手順2 (FBAプロセス実行以降)
- FBAプロセス実行が完了すると、終了である。
- 念のため、コマンドプロンプトで "ewfmgr c:" とすると、EWFの状態が確認できる。
Windows XP Embedded SP2でのCFに対するEWF RAM(Reg) モード設定方法
目的
Windows XP Embedded SP2でコンパクトフラッシュ (CF) に対し、EWF RAM(Reg)モードを設定する方法を説明する。
以前の備忘録からの転記で今となっては不明な部分が多い。SP3での手順を考えると、正規の方法でなかったり、効率的でなかったりするかも。
手順1 (コンポーネントの登録)
- Target Designerで次のコンポーネントを登録する。
Background Disk Defragmentation Disable (SP1以前の場合は、レジストリをいじることで対応化)
Enhanced Write Filter
Registry Editor - Enhanced Write FilterのResourceで "FBA DLL/COM Registration" を無効にする。
- Enhanced Write FilterのSettingsで次のように設定する。
EWF Partition Size in KBytes | 0 |
Start EWF Enabled | チェックを外す |
Overlay Type | RAM |
手順2 (FBAプロセス実行後)
- FBAプロセス実行直後、レジストリエディタを起動する。
- レジストリエディタで次のように設定する。
ちなみに、Volume0とかmulti(0)disk(0)…は適宜環境に合わせて修正する事。
※ くれぐれも、慎重に…
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{71A27CDD-812A-11D0-BEC7-08002BE2092F} | |
UpperFilters | "Ewf" |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ewf\Parameters\Protected\Volume0 | |
VolumeID | "{1EA414D1-6760-4625-8CBE-4F9F85A48E15}" |
Type | dword:0000001 |
ArcName | "multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)" |
- 最後にシャットダウンして終了。イメージは大切に保存しよう。
手順3 (CFへコピー)
- FBAプロセス終了後の状態のHDDの内容を全てCFへコピーする。
※隠し属性、システムファイルなどに注意すること。
ちなみにCFからブートさせる方法は、ここでは説明しません。
Microsoft Security Essentialsでウィルスメールの添付ファイルを保存すると、VirtualBoxが停止する
症状
VirtualBox上で動作しているWindows XPのOutlook Expressで、ウイルスメールの添付ファイルを保存したところ、Microsoft Security Essentials (MSSE) が正しく認識した。その直後、VirutalBoxが動作を停止してしまう。
再度起動しても、ログインした時に、MSSE がウィルスを検知すると、VirtualBoxが動作を停止してしまう。
原因
今のところ不明である。
回避方法
解決方法
そもそも、そんなファイルを保存して MSSE の堅牢製を確認しない!!
Windows XP Embedded SP2のインストール
データベースのバックアップ
既にデータベースがあり、アップデートするなり、再インストールする場合、念のため、バックアップをとっておく。詳細な手順は、付属のクイックスタートガイドを見る。
今回は、データベースは既にWindows XP Embedded SP3にしてあるため、セットアップ手順などは説明しない。
Windows XP Embedded with Service Pack 1開発ツールのインストール
- Windows XP Embedded Disc 1を挿入。セットアップが自動的に始まらない場合、メディアのルートにある "Setup.exe" を実行する。
- [Welcome to Windows XP Embedded SP1] 画面で、[Tools Setup] をクリック。
"Windows XP Embedded Tools SP1 Setup Wizard" が実行される。 - [Next >] をクリック。
[License Agreement] 画面が表示される。 - [I accept ...] を選択し、[Next >] をクリック。
[Costomer Information] 画面になる。 - [User Name:]、[Organization:]、[Product key:] にそれぞれ必要な情報を入力し、[Next >] をクリック。
[Setup Type] 画面になる。 - [Typical] か [Custom] を選択し、[Next >] をクリック。"Typical" では全部インストールされるので、普段は "Typical" でOK
[Windows Embedded Server Location] 画面が表示される。 - データベースが他にあるか、このコンピュータにあるかを指定し、[Next >] をクリック。
[Ready to Install the Program] 画面が表示される。 - [Install] をクリック。
インストールが完了すると、[Completing the Windows XP Embedded Tools SP1 Setup Wizard] 画面が表示される。 - [Finish] をクリック。
Windows XP Embedded Service Pack 2開発ツールのインストール
- Windows XP Embedded Disc 3を挿入。セットアップが自動的に始まらない場合、メディアのルートにある "Setup.exe" を実行する。
- [Welcome to Windows XP Embedded] 画面で、[Tools Update] をクリック。
[Resuming the Setup Wizard for Windows XP Embedded Tools SP2 Update] 画面が表示される。 - [Next >] をクリック。
完了すると、[Completing the Windows XP Embedded Tools SP2 Update Setup Wizard] 画面が表示される。 - [Finish] をクリック。
Windows XP Embedded SP2 Feature Pack 2007セットアップ
- Windows XPe SP2 FP2007のCDを挿入する。
- 起動した画面で、[Tools Update] をクリック。
- インストールが完了したら、[Finish] をクリック。
SQL Server側の準備
SQL Server 2000を想定して説明する。Windows XP Embedded用データベースにログインの権限を与える必要がある。
- SQL Server Enterprise Managerを起動する。[スタート] - [プログラム] - [Microsoft SQL Server] - [Enterprise Manager]。
[SQL Server Enterprise Manager] が表示される。 - [ツリー] を次のように展開する。
[コンソール ルート] - [Microsoft SQL Servers] - [SQL Server グループ] - [(LOCAL) (Windows NT)] - [データベース] - [MantisSQLDB] - 展開されたリストから [ユーザー] を選択し、右クリックする。
メニューが表示される。 - メニューから [新規データベースユーザー...] をクリックする。
[データベース ユーザーのプロパティ - 新規ユーザー] 画面が表示される。 - [ログイン名:]、[ユーザー名:] を入力し、必要な権限にチェックを入れる。
OSの構築のみの場合 [public] のみに、コンポーネントの登録を行う場合 [public]、[WES_Admin] にチェックを入れる。 - [OK] をクリックする。