DC (ドメイン・コントローラ) の復旧 (Windows 2000版)
【前提条件】
ここで説明する手順は、Active Directoryのドライブとシステムの状態が正常な状態でバックアップされており、DCが損傷して以降、Active Directoryに変更が加えられていないことである。また、DC損傷後、3日以内である必要がある。
それ以外の場合、例えば正常なバックアップがない、Active Directoryに変更が加えられたなどの場合は、Active Directory™ 障害復旧ガイド | Microsoft Docsを参考にすると良い。
【復旧手順】
- 障害の内容にも寄るが、必要である場合、OSの再インストール、最低限のドライバ類のインストールを行う。HDDのパーティション、ドライブレター類は、元と同じであることが望ましい。
- OS、ドライバなどインストール後、ネットワークから分離し、再起動する。
- OS起動中、[F8] キーを押し、[Windows 2000 拡張オプション メニュー] 画面を表示させる。
- メニューから [ディレクトリ サービス復元モード (Windows 2000 DCのみ)] を選択する。
- ローカルの管理者アカウントを使用し、ログインする。
- [デスクトップ] 画面で [OK] をクリック。
- [スタート] メニューから [プログラム(P)] - [アクセサリ] - [システムツール] - [バックアップ] と選択する。
- [復元] 他部を選択。
- 左ペインの [ファイル] を右クリック。表示されたメニューから [ファイルのカタログ(C)...] を選択する。
- [バックアップ ファイル名] 画面で [カタログ化するバックアップ ファイル(C):] にリストアするファイルを指定する。
- 左ペインからすべてのファイルと、一番新しい、システム状態を選択する。
- 復元オプションが [常にディスク上のファイルを置き換える(L)] になっていることを確認する。
- [ファイルの復元先(R):] が "元の場所" になっていることを確認し、[復元の開始(S)] をクリック。
- [復元の確認] 画面で、[OK] をクリック。
- [バックアップ] 画面で [はい] をクリック。
- リストア終了後、再起動して完了である。